Pentium Dual-Core E2160 オーバークロック耐性
Intel Pentium Dual-Core E2160は¥10,000を下回る価格で販売されているCore2Duoの廉価版CPUである。そのL2キャッシュはCore2Duoの2MBや4MBよりも少ない1MBとなる。E2160は1.80GHz、FSB800であるが、それ以上のポテンシャルを秘めている。オーバークロックによる3GHz以上での常用使用も夢ではないようである。
E2160 1.80GHz @ 3.20GHz
Tom's hardwareの$89 Pentium Dual Core that Runs at 3.2 GHzによれば、BOX付属CPUクーラーで3.20GHzまでオーバークロックできたようだ。これはクロックが80%上昇したことを示す。驚くべき値である。実際のところ、3.30GHzまでオーバークロックできたようだが、このときはシステムが不安定になったようだ。コアの電圧を1.5Vにすれば、3.2GHzでさえも常用可能らしい。参考までに彼らはマザーボードにGigabyte P35-DS3P、メモリにDDR2-800を採用している。
ベンチマーク vs. Core2Duo E6750
気になる性能はどうであろうか。ベンチマークの結果によれば、代表的なベンチマーク(PCMark 05、3Dmark 06、各種エンコード)でCore2Duo E6750を凌駕する。Core2Duo E6850にもかなり迫る数値を示していた。
消費電力はオーバークロックにより、それらよりも大きくなってしまう。
結論 − 買う価値はあるか?!
CPUは短期間で価格変動が起こる。現在、2万円前後でもCore2Duo Eシリーズが購入が可能であり、Qシリーズの価格も下がり、購入しやすくなった。これらを考慮すると、あえて廉価版を買い、危険を冒してまでオーバークロックをする意味があるのかは疑問かもしれない。しかし、オーバークロックに魅了されたコンシューマーや少しでも安くハイパフォーマンスを手に入れたいコンシューマーにとって、Pentium Dual-Core E2160は興味深いCPUであることは間違いであろう。
この廉価版CPUの登場に伴い、悲しいことながらPentium4、Dシリーズに完全なる終止符が打たれようとしていることは疑う余地もないだろう。






